Mutable_Yunの業務改善ブログ

業務改善や生産性向上のブログです。自動化の手段として、VBAやRPAの勉強に役立つ解説をしています。

AI・IoT・RPAの導入前に誰でもできる心掛け3つ

AI・IoT・RPAなど流行の言葉に踊らされていませんか?企業で働いていると、導入そのものが目的のような場面をよく見かけます。今回は、業務改善に当たり、これらの技術を導入する以前の心がけについて解説します。

目次

知らない言葉を知らないままにしない

知らないことは恥ずかしいのではなく、知らないままにしておくことが恥ずかしい

AI・人工知能・IoT...かっこいい響きですね。でもその技術がどんなモノか知っていますか?テレビや雑誌、インターネットで人工知能が仕事を奪うとか10年後に残る仕事などの特集のイメージからいたずらに恐怖心を抱いたり、逆に、ウチも導入したいと憧れを抱いたりしていませんか。

あるいはそういう人が近くにいませんか。基幹システム(ERP)を導入するときは何千万円とか時には何億円もかけるので、半年以上の時間をかけてシステムの調査や業務の棚卸しを行います。ERPの時はお金がたくさん掛かるので、慎重にプロジェクト体制まで作って慎重に導入するのに、無料とか数十万円となった途端に、言葉の響きの心地よさに酔ってしまう。

興味を持つのは良いことです。そこですぐに、導入したい!と思う気持ちも分かります。そこで一歩踏み込んで、でもソレってどんな技術なの?と調べる姿勢を持つと良いと思います。

もし近くに詳しい人や詳しいとは言えなくても知っている人がいたら訊くのが一番手っ取り早いです。雑誌やインターネットでは無く、普通の本でいいので一冊でも目を通してみる。するとびっくりするほど、なんだ、そういうことか、と冷静になることができます。

知らなかった頃、導入ありきで話をしていたのが恥ずかしくなってきます。でもその状態は恥ずかしくありません。知らないことが恥ずかしいのでは無く、知らないまま放置して気持ちだけ先行する方がよっぽど恥ずかしいと思います。

経営層など企業トップに近いほど導入そのものが目的になりがちな理由

課長、部長、専務、社長と組織の階層が上がれば上がるほど、AIやIoT、RPAなどの言葉に敏感でウチは導入しないのか?と言ったことを言う傾向が強いように思います。(統計を取ったわけでは無いです。感覚です)

それは彼らが向いている方向がより経営視点であり、会社全体を最短で最大限成長させる為には何をすれば良いか、という大所高所の目線を持っているためです。よって、「ウチの部長はAIとか人工知能とかばっかり言って、全然業務のことをわかってないな」と批判するのは全くの見当違いです。

新聞などで話題になっているので、自分の事業に取り入れれば売上が上がるのでは無いか、とか経費削減につながるのでは無いか、と敏感に反応しているのです。手っ取り早く成果が出る方法を絶えず模索しています。そして職責が上がるほど大所高所の事に時間を使います。例えば人間性を高めるとか感性を磨くとか、トレンドを観察するとか、そういうことです。このグループは具体的な技術を学ぶより、そういったことに時間を使う方が良いからそうしているのです。

よって、このグループの人には①20秒で技術の概要を語り、②30秒で取り入れる価値がある/ない、を説明できるように準備しておくことがまともな考え方だと思います。

心がけること

20秒で概要を語ると言いましたが、それは経営層と話す様な時の話です。業務改善を目指す私たちは、実際にその技術が使えるのか使えないのかを実務レベルで判断しなければ成りません。まずこの意識を持つこと。そして、具体的な行動に移すことです。

試してみる

気になればまずは試してみます。AIと言われている技術を使おうとします。でも単に使うのでは無く、どの部分がAIなのか、と言う事です。例えばスマホに話しかけて答えてくれるアプリがあったとします。これでオー、やっぱり人工知能はすごい、で終わらせてはいけません。具体的に人工知能と呼ばれている技術はドコの部分なのかを調べます。

すると「明日の天気は?」と話しかけて答えてくれるアプリは、自分で考えて明日の天気を予想している訳では無く、認識した言葉をインターネットのお天気サービスで検索していただけだったことが分かります。人工知能と呼ばれる技術は、この例の場合、「何と言った可能性が一番高いか」という計算の部分に使われています。お天気を予想する部分ではありません。

このように技術の概要が理解出来れば、闇雲に技術を取り入れようとする立場から距離を置くことができるようになります。

落胆しない

上の例を訊いてなーんだ、たいしたことないな、と思いますか?中身が分かると大したことないと思ってしまう現象をAI効果と言います。名前がついてるくらい、普通の感情だと言うことです。しかし、人が普通に話してその言葉を聞き取ってくれる(残念ながら意味を理解しているわけでは無い)技術は大したことないでしょうか。使い方によってはとても有用です。

中身が分かってそういうことか、と理解出来た時に、その技術の可能性事態を否定しないようにしましょう。冷静に、どう使うかを考えればいいのです。

問題意識を持つこととアンテナを張ること

普段からこの業務をどういう風に改善していけば良いか、と言う問題意識を持ちましょう。しかしこれだけでは不足です。常にアンテナを張って新しい技術を取り入れようとしましょう。そうすれば、何かを学んだときに、これ、使えそうだな、とピンとくるようになります。逆に、使えない、合わない技術も分かるようになります。

結果として、先端技術導入ありきの話に、20秒で概要を説明し、30秒で導入する価値があるかないかを説明できるようになります。

頑張りましょう!