ゆんの業務改善ブログ

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帰納的思考と演繹的思考|物事の本質をシンプル捉える考え方

今回は物事の本質をつかむ考え方を簡単に解説します。この記事は、①帰納/演繹の意味を知りたい方、②物事の本質を見極める考え方を知りたい方を読者に想定しています。

目次

物事の本質を捉えるには帰納的思考と演繹的思考を使う

改善するなら物事の本質を見極めるのが近道

仕事においても家事においても、作業プロセスの改善を行おうとするならその作業の本質をつかむことが大切です。なぜなら、本質を見極めると、ダイレクトに問題の解決方法にアクセスできるからです。「いっその事やめてしまう」などです。

誰でもやっているシンプルな考え方

本質をシンプルにとらえる考え方は、帰納的思考と演繹的思考と呼ばれるものです。これらはセットで使います。まずは言葉の意味を正しく理解しておきましょう。

帰納的思考とは

帰納的思考とは、法則を見出す方向性の思考の事です。風が吹けば桶屋が儲かるは帰納的思考です。気温が高いほどビールの出荷数量が増える、というのも法則を見出しているので帰納的思考です。これまでのデータや経験から法則を見出すのが帰納的思考です。

演繹的思考とは

一方、演繹的思考とは、法則を適用する方向性の思考の事です。桶屋が儲かるのであれば、桶屋の株を買っておこう、とか、明日はきょうより熱くなる予報だったので、明日のビールの出荷数は増えるだろう、など、法則を利用して、今後の事を予測するのが演繹的思考です。

誰でもやっている事を、あえて注意して意識する

帰納的思考と演繹的思考の意味は理解できました。帰納的思考と演繹的思考は帰納的⇒演繹的の順番にセットで使うものです。今までの経験から〇〇なので(帰納的)、今度はきっと▲▲だろう(演繹的)。という具合です。あまりに当たり前の思考回路なので、帰納的だとか演繹的だとか、たいそうな名前を付けなくていいような気もします。ここが落とし穴です。

これからは意識して帰納的思考と演繹的思考を行いましょう。なぜなら、どちらの思考も何となくやると漏れまくりのザル状態になるからです。例えば帰納的思考でいえば、風が吹けば桶屋が儲かるのが論理的な訳ないです。桶屋の例ほどではないにしても間違った法則を導いてしまう帰納法はよくあります。

<ザルな思考の例>

  • アイスは暑い日ほど売れる、と思ったら一年中同じくらい売れていた。

 ⇒思い込みではなく、データをちゃんと調べればOK

  • 交通違反の検挙率が高まったので最近は危険だ、と思ったら今月は交通安全週間で取り締まりを強化していただけだった

 ⇒帰納的に考えるにはその要因が事象と結びついているかどうかを考えなくてはならない。これがないと帰納ができない

  • 飛べない豚はただの豚だ

 ⇒正しくない。飛べない豚の中にも逆立ちができるなど、ただの豚ではない豚がいるかもしれない。「飛べる豚はただの豚ではない」もしくは「ただの豚は飛べない」が正しい。

以上は帰納的思考をする時に、注意をしてきっちり考えないと法則を見誤る例を示しました。演繹でも同様にきっちりと要因と事象の結果を意識する必要があります。物事の本質をシンプルにとらえる考え方帰納的思考と演繹的思考のセットの考え方です。つまり皆さん身に着けています。しかし、上記のような失敗が非常にありがちだと思います。

この失敗をしないように、「今は帰納で法則を見出すぞ!」とか「法則を見出したから演繹的に予想するぞ!」というように意識的に考えることが、大事です。ミスをしないことは本質をシンプルにとらえることの近道となります。

物事の本質をシンプル捉える考え方のまとめ

  • 物事の本質をシンプル捉えるには帰納的思考と演繹的思考をセットで使う
  • 帰納的思考と演繹的思考はすでに誰でも身に着けている
  • 帰納的思考と演繹的思考は注意して使わないと落とし穴がいっぱいで失敗する

以上、物事の本質をシンプルにとらえる考え方のまとめでした。

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