今回は、様々な場面で避けて通れないPCのキーボード入力、タイピングについて解説します。この記事はキーボードを見ながらキーの入力をしている方を読者に想定しています。
正しいアプローチでタイピングと向き合って、業務効率を改善していきましょう。
目次
タッチタイピング*1は最初は練習で身に付ける
手元を見ずにタイピングできるの、憧れますよね。速いし、そもそもかっこいい。あなたも手元を見ずにタイピングができる人になりましょう。そのためには正しいアプローチが必要です。その方法について解説していきます。
タッチタイピングができるようになる為のステップ
いきなり結論です。次の3ステップを踏みます
- キーボードの絵を壁に貼る
- ホームポジションからキーの位置を推測して手元を見ずに入力する
- ひたすら練習する
順に解説します。
キーボードの絵を壁に貼る
これからは、手元をみて入力するのは禁止です。画面を見ながらタイピングができる人になるには、まず、下を見ないことです。
キーボードの文字列の位置なんて覚えてませんか?そんなことはありません。下を見ながらタイピングをしている方は大体の位置は分かっています。実は下を見ないとキーボード入力ができないと言う人は思い込みで、実はやろうと思えばできるのです。単に不安だから見てしまうだけなんです。
そこで、不安な人が見ることができるカンニングペーパーを用意します。そして目の前に貼ります。
カンニングペーパーの用意の仕方は簡単です。グーグルの画像検索で「キーボード 配置」を画像検索すれば出てきます。
このようにたくさんの画像が表示されるので、自分のパソコンにあった画像を選んでできるだけ大きな紙にプリントアウトしましょう。A3がムリであればA4でもいいと思います。そして、それを壁に貼って下さい。
ホームポジションからキーの位置を推測して手元を見ずに入力する
下を見ながらタイピングをしている方は、既に述べたように大体の位置は分かっています。実は既にタッチタイピングができる素養があります。
試しに手元を見ずに入力をしてみましょう。ただし、条件があります。下の項目を必ず守って下さい。
- Fにある突起を左手の人差し指に、Jにある突起を右手の人差し指に置く
- 下を見ない。見ていいのは目の前に貼ったキーボードのカンニングペーパーだけ
この二つを守った上で次の手順をやってみて下さい
- ここがFだからここはGなはず、みたいな感じでいろんなキーを押してみる
- Gは左手の人差し指を伸ばせばいいんだな、みたいなことを考えながら色々押してみる
- あらゆるキーで同じ事を繰り返してみる
- 「こんにちは」など5文字程度の短い言葉をカンニングペーパーだけで入力する
- 「こんにちは」など短い言葉でいいので何度も同じ言葉を入力する
- 「こんにちは」だけでも、とにかくこの言葉だけはちゃめちゃ速く入力できるようになる
- 「こんばんは」に拡張する
- どのキーをどの指で押せばいいのかと言う事に敏感になる
ひたすら練習する
ここまで来られた方は実はもうタッチタイピングができています。単語ではなく、文を入力してみて下さい。たぶん、カンニングペーパーも必要なくなっているのではないですか?
実用的なメールの文を記載しておくので、何秒かかるか試してみて下さい。
<例題>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
ABC様
いつもお世話になっております。XYZ社 ゆんです。
先日は打ち合わせにご参加頂きありがとうございました。
今後のプロジェクトの進め方について、打ち合わせをさせて頂きたく、
ご都合のつく日程をご教示願えますでしょうか。
なお、当方は下記の日程から選択頂ければ幸甚です。
2019/11/31
2019/12/1
2019/12/2
御社とのプロジェクトの成功に胸を躍らせております。
今後とも是非ともよろしくお願い申し上げます。
ゆん
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このサンプルメールの中の一文でも構いません。単語以上のキーボード入力をしてみましょう。
・・・
案外できるでしょう?
タッチタイピングができるようになったら練習は卒業
上ですでに実務のメールサンプルに触れましたが、ここまで来ればもう練習のための練習は不要です。実務の中で磨いていきましょう。ここで気をつけるべき事があります。それは、普段のタイピングを練習と捉え、下記の2点に気をつけることです。
- 正確性を求める
- 速度を求める
これが重要です。間違えてしまったときに修正するのは時間が掛かるので、速度より正確性を優先するのが吉です。
ちなみに上には上がいて、タイピングには大会もあるようで彼らは別格です。そこまで目指す必要は業務上はありませんが、「あえてホームポジションを一時的に崩す*2」といった有効な技術はまだまだあります。まずはこの記事の方法でタッチタイピングをマスターし、いずれは一歩上のタイピング技術を学んでみるのもいいでしょう。
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