ゆんの業務改善ブログ

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事務職|業務改善関連用語事典

事務職という言葉について、業務改善の切り口から解説します。

目次

概要

事務職とはオフィスで仕事を行う職種の総称です。経理業務や商品企画、販売戦略立案、生産計画立案などオフィスで行う業務は職種を問わずすべて事務職です。

日本における特徴

日本において事務職と言えば、何でもこなす総合職と、データの入力など特定の仕事内容で高度なスキルを必要としない一般職の2つに分類できます。これは一般的な言葉の使い方です。会社によっては総合職のことを事務職と呼んだり、逆に一般職のことを事務職と呼んだりする事もあります。

日本の総合職は何でもこなす存在のため、業務の担当範囲が不明確な面があり、他のメンバーと重複したり、本来自分の役割ではない業務を手伝ったりする場面が存在します。このため、自分の仕事を短時間できっちりこなし成果を上げる、という考えになりにくく、生産性向上の阻害要因となっている面があります。

一方、一般職は業務範囲が明確に定められているため、決められた業務を効率的にこなすことができているという特徴があります。

日本の事務職の欠点と対応策

一般職はデータの入力業務など比較的低いスキルで遂行できる業務が多いです。しかし、実は企画や経営と言ったクリエイティブな総合職の仕事こそ、業務範囲を明確にする事でプロフェッショナル意識を持ち、短時間で最大の成果を挙げようという意識につながるのではないかと思っています。実際、米国ではジョブディスクリプションという業務範囲を明確に示したものがあり、その範囲の中で仕事をします。

このことにより自分の守備範囲が明確になり、自分のスキルを育てる、キャリアを積むと言う感覚が育っていきます。日本でも業務範囲を明確にすることで自分の専門領域を磨くという考え方が浸透すれば、生産性向上や高度な人材の育成につながると考えています。