この記事はバックオフィスと言う言葉を業務改善の視点から解説します。
目次
バックオフィスの概要
バックオフィスとは、事務職にとっての現場です。外回りの営業や製造現場である工場、研究所とは異なりデスクワークを行う、いわゆるオフィスのことです。バックオフィス、とバックというのは営業やものづくりと言った現場、前線に対して後方支援という意味です。
バックオフィスという言葉が使われている時はこの理解で全く問題ありません。しかし、業務改善の視点から言うとバックオフィスのことを後方支援や管理部門という捉え方をするともったいない面があります。この項で一般的なバックオフィスという言葉の概要については説明したので、以下においては、業務改善においてバックオフィスと呼ばれている事務職の現場をどう捉えるか、と言う切り口で説明していきます。
バックオフィスの特徴
バックオフィスと一口に言ってもその業務内容は様々です。経理や経営管理、総務、人事といったいわゆる管理業務もあれば、経営企画や事業戦略や商品企画、広報と言った戦略的な事務職や業務部門も存在します。このようにデスクワークをメインとしたオフィスで、様々な業務が行われていると言うのがバックオフィスの特徴です。なお、業務改善は直接部門でも間接部門でも限りなく可能なものなので、業務改善を語る文脈では敢えてバックオフィスという名前を使う必要がありません。デスクワークメインのオフィスワークと言う意味です。
オフィスレイアウトの考え方
バックオフィスは接客のための場所ではありません。そのため、お客様の都合を考えたオフィスレイアウトにする必要はありません。そこで、職場や業務にあったレイアウトにすることが可能です。事業部制や職能別組織と言った組織形態におけるオフィスレイアウトでは島形のレイアウト、フラット型組織で採用されることが多いフリーアドレスなど考えられます。