ゆんの業務改善ブログ

①生産性向上 ②業務改善 ③自動化 について情報発信しています。VBAプログラムは本当の初心者から他のアプリケーションを呼び出して使う上級者的な使い方まで幅広いレベルで解説していきます。

業務改善|業務改善関連用語事典

業務改善とは何なのか、どのように捉えればいいのかを分かりやすくイメージで解説します。

目次

業務改善の全体像を理解する意義

あなたは業務改善と言えば何を思い浮かべますか。自動化やムリ・ムダの削減でしょうか。確かにそれも業務改善なのですが、この記事では個別の業務改善策ではなく、業務改善とはどういった概念なのか、その全体像を解説します。業務改善の全体像を把握する事により、抜けもれなく改善の対象が把握できるため、最も効果の改善効果の高い業務領域を特定し、効果的な施策を最低限の労力で実行する事ができるようになります

概要:業務改善のイメージは木

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業務改善のイメージはで表すことができます。まず、真ん中に太い幹があり、この幹は売上高の向上と経費の最適化を表しています。次に、枝の所がPQCDSMEを表しています。枝の先に付いている葉が現場の実務です。最後に木の根が改善を担当する業務ハッカーのスキルとなります。

それぞれ解説していきます。

業務改善の木の幹は売上高の向上と経費の適正化

業務改善の木の幹は売上高の向上と経費の適正化です。業務改善とは究極的には事業が産み出す付加価値を高める事です。付加価値とは簡単に言うと粗利益のことです。粗利益とは売上高と原価の差額のことです。原価とは売上を上げる商品を産み出すためにかかるコストです。

管理会計では人件費は間接業務なのか直接業務なのかによって売上原価に含めるかどうかが変わります。しかし、この記事では全ての人件費を売上原価に含めない、と言う考え方を取ります。理由は人件費は付加価値(=粗利益)から支払われる、つまり人の時間は原材料の価値を高めるのに使われ、その高めた価値から人件費が支払われると考えるのが業務改善を考える上ではうまくいくためです。間接人員もです。ただし、間接人員の人件費を直接人員と同様に扱うのは一般的ではありませんし、会計上も間違っているので、注意して下さい。あくまで、業務改善のことを考える時はこう考える方がうまくいく、と言う事です。

そして、この幹の部分が一番大切です。この幹を太くすることによって、枝はを茂らせていくことができるからです。幹の部分をどうやって太くしていくかというと、売上を上げつつ経費を最適化すると言うことです。

売上を上げるためには販売単価を下げて販売数量を上げる方法と販売単価を上げて販売数量がなるべく落ちないようにする方法があります。どちらも立派な販売戦略なので、どちらを採用するかは企業次第です。しかし、この記事では業務改善という視点から見て、売上は販売単価を上げる方向で捉えるのが本質だと言う立場を採ります。なぜなら付加価値を向上すると言うことは商品の価値が上がることなのでその分販売単価を上げることにつながるためです。

業務改善の木の枝はPQCDSMEのそれぞれの領域

木の枝は業務の切り口です。製造ではPQCDSMEと言う考え方が広く浸透しています。この考え方は製造部門だけで無く、営業や品質管理部門、経営管理部門などあらゆる業務に適用することができます。各部門の業務をPQCDSMEの切り口で捉え直し現場の作業を分類していきます。これが、業務改善の木の枝に当たります。

業務改善の木の葉はそれぞれの現場の実務への対応

業務改善のはそれぞれの部門の実務に当たる部分です。ここでのポイントは葉は枝の先に付いていると言うことです。異なる職場や部門で似たようなことや同じ事をやっていると言うことは良くあります。特に事業部制を取っている企業では同じ機能が事業部ごとに存在する場合があります。

業務改善を各職場部門ごとにやっていると、同じ業務、似ている業務をまとめるというような発想に至ることができません。そこで、職場ではなくPQCDSMEという業務の種類に焦点を当てて横串を指す事で企業の業務分布全体が分かる様になります。これがPQCDSMEという枝の先に実務の葉が付いていると言う意味です。

業務改善の木の根は業務ハッカーのスキル

業務改善の木の根の部分は業務改善を担当する業務ハッカーのスキルです。例えば自動化を行うためのVBAやPythonと言ったプログラミング技術や、マーケティング知識、労務に関する知識などです。そのビジネス領域の知識も業務改善に深く関わってきますが、どちらかというとドメイン知識そのものよりも、ドメイン知識を素早く理解して吸収できる能力の方が重要です。この根の部分がしっかりしていると、業務改善の手段が広がり、より本質に近い施策が立案出来るようになります。そして売上と経費適正化という幹が太くできます。よって業務改善担当者はスキルや知識の習得を図り、どんどんと根を深く広く広げていく事により、よりよい改善提案ができるようになっていきます。

業務改善まとめ

これまでの内容をまとめると下記の様になります。

  • 業務改善とは木のような全体像をしている
  • 幹は売上高と経費からなっている
  • 幹からPQCDSMEの枝が出ており、その先に現場の実務という葉がくっついている
  • PQCDSMEという単語は製造業でよく使う単語だが、あらゆる業種に適用できる
  • 根は業務改善担当者のスキルを表しており、根が深く広く貼っているほど幹が太くなる
  • 実際の業務改善に取り組むときは葉からではなく幹から考える

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